「月謝について思うこと」
私が道場に向かうとき、空手着にアイロンをビシッとかけます。
道場は神聖な場所であり、昔、武士たちが常に「死」を意識して生きていたことを思うと、身だしなみを整えることは重要な心構えだと感じます。(死んだ時も身だしなみは綺麗であることが武士の美学)
空手の稽古もしっかりとした身なりで挑むことで、武士としての心得を大切にしています。
その思いから、先生に月謝を納める際には新札を用意しています。
武道は「すべて礼から始まる」という教えに基づいており、これは私自身のこだわりです。
もちろん、これを他の人に強要するつもりはありません。

先週、ある保護者から受け取った月謝袋の中には、使い古された1000円札がたくさん入っていました。
その瞬間、私はご父兄が我が子のために真剣にお金を工面してくださっていることを理解しました。
そして、その大切なお金に応えるべく、真剣に指導しなければならないと強く感じました。
すべての親は子供の可能性を広げるために、時には経済的に厳しい状況でも努力しているのです。
私たちが預かる月謝は、その思いが込められたものであることを一時も忘れてはいけないと思っています。
空手は、心と体を鍛え、仲間と共に成長する素晴らしい道です。
あなたもぜひこの道場に参加し、一緒に学び、成長していきましょう!